屋根工事、塗装編

Cさんは、後に有名な大手企業となる工務店が、下請け業者から脱して、個人として直接、屋根の工事を依頼した初めてのお客様となった方です。かつてその企業は仕事を終えるとすぐにフライヤーの束を持って、ポストを一つ一つ巡っては投函して歩いていたそうです。およそ5000枚を超えるチラシから、返答があったのはCさんだけで、それにどれだけ救われたかを、当時の代表は振り返ります。

Cさんの自宅は大手ハウスメーカーによって建てられたもので、その堅牢な作りから建物の劣化はほとんど見られなかったそうです。しかし家自体はびくともせずとも、鉄板に塗装した屋根は、5年に一度はペンキの塗り替えが必要となります。それから30年余りして、再塗装を施しても、すぐに剥がれるようになってしまったところ、Cさんは屋根の葺き替えを考え出しました。そんな折、自宅のポストを覗いてみると、巡り合わせのように屋根工事と修理に関するチラシが投函されていました。それが冒頭でご紹介した、後に有名企業の社長となる代表と、Cさんの出会いとなりました。

Cさんは自宅を建てたハウスメーカーに依頼することを考えていましたが、不思議とそのフライヤーに目を惹かれたそうです。「一軒一軒、足を使って廻るなんて大変だな」そんな思いがCさんを引き止めます。一度くらいなら話を聞いてみようという気になったCさんは、さっそく電話を掛けてみることに。それからすぐに自宅を訪れてくれて、話はトントン拍子に進み、無事にCさんの自宅の屋根は修理されたそうです。

話だけと思っていたところ、すぐに丁寧に調査をして、ハウスメーカーから説明のなかった建物の作りについて詳しく説明してくれたこと、何より「自分たちの足を使って、地元を巡り回っていたこと」が信頼に繋がり、きっかけとなったそうです。