屋根工事、葺き替え編

Bさんの場合、屋根の葺き替え修理を考えた時には「とことん調べて納得した業者に依頼しよう」と固く決めていたようで、特にこだわった部分は地元の屋根職人であるといった点だそうです。と、いうのもBさんの自宅は大手メーカーが建てたものですが、定期点検の際に「もう屋根が保たなくなるので交換しましょう」と提案され、見積もりを受け取ると言葉も出ないほどの高額な値段であったそうです。それでは話にならないとBさんは個人的に色々な業者を当たりましたが、どこも同じような高価格で段々と不信を募らせていきました。そこで考えたのが、地元に根差した企業を探すことです。気心が知れている相手なら安心して屋根の工事を任せられるといった思いから、Bさん近所に住む屋根職人を訊ねました。

ここでもやはり決め手となったのは、Aさんの事例と同じく、その職人の人柄であったそうです。言葉遣いや施工主への対応など、誠心誠意という思いが行き届いていて、Bさんは地元に根差したその人に、自宅の屋根工事を任せました。結果としてBさんはその職人と意気投合されたようで、屋根の葺き替え工事が終わった頃には、その人と屋根に上がり、一緒になってテレビのアンテナを立てたそうです。

そこまでの関係になれたのも、偏に“地元愛”とも呼ばれるコミュニケーションが成り立っていたからこそではないでしょうか。少しでも不安に思ったことを気兼ねなく相談できる相手だからこそ、打ち解けて話を進めることができたように思います。そんな信頼関係だからこそ、職人自身も今後の調整や屋根修理など、アフターケアのことまでしっかりと意識しており、仕事だけでなく、人間としての信頼の輪が繋がったのかもしれません。